Have a good day

彼らは別れ際に必ずこう言う。

“Have a good day!”

レストランでは、配膳が終わると、

“Enjoy!”

昨日まで約1週間、ラスベガス周辺を旅していて、
皆で楽しく生きようぜ、というアツい雰囲気を至る所で感じた。

広大な大地を、地平線まで続くまっすぐな道を疾走するなかで、
ザイオンの圧倒的な峡谷のカーブでブレーキングするなかで、
満天の星空の中を滑り落ちる流れ星を見つめるなかで、

人間の多様性と、自分にとって大事なものを、確認できた旅だった。

旅の道のりはこんな感じ。

  1. ラスベガス
  2. ザイオン・キャニオン
  3. パウエル湖
  4. ホースシューベンド
  5. アンテロープ・キャニオン
  6. ティピ・ビレッジ
  7. モニュメント・バレー
  8. グランド・キャニオン
  9. フラッグスタッフ
  10. フーバーダム
  11. ラスベガス

↑計画段階の図。5泊6日かな。

↑ラスベガスの位置。飛行機で12時間くらい。

↑旅の相棒。韓国のブランド”Hyundai”のクルマ。街中は日本車ばかりだった。飛行機で隣に座ったアメリカ人はホンダの技術者で、多国籍企業の偉大さを感じた。

↑きらびやかな街ラスベガス。巨大なデジタルディスプレイ広告がたくさんあって、それだけでワクワクするし、それだけで最先端都市っぽくなるなあとか考えた。

↑パウエル湖では炎を囲んで団欒。炎には人を饒舌にさせる力があるなあ。いろんな考え方があって、理解し合えないこともあって、でも無理に理解させる必要もなくて、個々人がそれぞれのやり方で自分の幸せを追求すればいいんだなあとか考えた。

↑朝からパウエル湖で泳いだ。めっちゃ冷たかったけどめっちゃ楽しかった。美しい景色を自分たちだけのものにできてる感、自然に浸ってる感。海水と違ってしょっぱくないのがいいね。

↑モニュメント・バレーでかっこつけてみた。

↑オフロードの途中で手頃な丘を見つけたので、登ってみた。オフロードはスリルがあって楽しい。

↑グランドキャニオンを散歩。大自然も人を饒舌にさせる。人間の多様性を確認し、それを前提とできていない宗教について考えた。

↑最後の朝食はフラッグスタッフのメキシカン料理屋でオムレツ。見た目と裏腹にとても美味しかった。食後に街中を散歩したけど、やっぱり歩くのが一番その土地を知れるなと。

↑眠らない街ラスベガス。$30でブラックジャックを3回やって全部負けて終わりました。

この旅が終わるまでに決断しようと、迷っていたことがあって、
帰りの飛行機の中で覚悟を決めた。

それじゃ、Have a good day!


(旅の仲間が制作してくれた動画)

イタリアをウルトラ満喫してきた

大学院の卒業旅行と称して、友達とイタリアに行ってきました。
息を呑む美しい街並みに酔いしれる一方で、日本の良さも再発見できた旅。
いつかまた、今度は大切な人と来れるように、トレビの泉にコインを2枚投げ入れてきました。

旅行先をイタリアに決めたのは、ローマやベネチア、フィレンツェなど惹かれる地名がたくさんあったから。
特にアドリア海という地名には、ジブリの「紅の豚」を観た時からずっと憧れていました。
高校の頃から世界史も地理も苦手で、イタリアに関する知識はほとんど無かったのですが、直感で決定!

ウルトライタリア8日間

HISの「ウルトライタリア8日間」というツアーを利用しました。
ツアーを利用するのは初めてだったのですが、何も考えなくても主要都市に連れて行ってくれて、ホテルまで用意してくれるツアーは本当にラクで、楽しむことに集中できました。
今日はどこへ行くのか、毎朝バスの中で知るような毎日でしたが、移動するバスの中でガイドブックを読めば十分。
次にイタリアに行く時はツアーじゃなくても大丈夫そうだけど、目的次第ではツアーも決して悪くないなと思いました。

期間中行動を共にしたツアー客の大半は、卒業旅行として来ている大学生。
添乗員さんをたまに間違えて先生と呼びそうになるくらい、高校の修学旅行のような雰囲気でした。
ツアーが終わる頃には何人かと仲良くなり、夜に集まって飲んだりして楽しかったです。

ミラノの発煙筒


最初に訪れた街ミラノでは、賃金アップを求めるデモが行われていました。
ストライキで交通機関が止まったりしたら困るなあと思いながらも、現地のデモを見れてちょっと嬉しい。
良い旅になる予感がしました。

『ONE PIECE』にも登場するベネチア


ベネチアの街中をゴンドラに乗って遊覧。
上の写真のゴンドラに『ONE PIECE』のロゴが描かれているのが見えるでしょうか。
ベネチアは『ONE PIECE』に登場する水上都市”ウォーターセブン”のモデルとなった街であり、『ONE PIECE』ファンの僕としてはとても興奮する街でした。
仮面カーニバル用の仮面が売っていたりと、まさに”CP9″とかがいそうな雰囲気。
“水水肉”は売ってなかった。。。


ベネチアは夜になると雰囲気が一変します。
溜息が出るロマンチックな雰囲気に、彼女と来たい街No.1に認定。
隣にいたのが男で残念。


フォトウェディングをしているカップルもいました。
夕焼けがとても美しい。

ピサの大聖堂


思い返せば、幸運にも旅行期間中は毎日快晴でした。
ピサでは芝生で寝っ転がって、地球の丸さをイメージしようとしてみました。
上の写真の真ん中にもいますが、銃を持った警備員が街中の至る所にいる点も、日本とは違いますね。


時計の下にメディチ家の紋章を発見。
この後フィレンツェやローマでも頻繁に目にすることになります。


ピサからフィレンツェへ移動する途中には、ETCの先駆けとなった「TELEPASS」を発見。
高速道路沿いには、廃墟もたくさん見かけました。
目に映る家がほとんどレンガ造りだった点も、日本と違うなと感じました。

フィレンツェを散歩


フィレンツェでは朝5時に起きて、ホテルの外を散歩。
YOKOHAMAというお店を発見し、嬉しい気持ちになりました。
きっと横浜出身の方が開いたお店なのでしょう。
朝だったため店が開いておらず、何のお店かは分かりませんでした。


フィレンツェの街は端から端まで歩きましたが、とにかくどの路地も趣があって、大好き。
「IL BISONTE」の本店を訪れてみたり、革の名刺入れを買ったりしました。

ホテルでゴロゴロしたい気分だけどローマ


フィレンツェの街並みが素敵すぎて心が満たされていたせいか、あまりローマを観光する気力が湧かず。。。
『天使と悪魔』の舞台となったバチカンに行ってみたい気持ちを無理やり思い出して、いざ地下鉄へ。
落書きを消さないスタイルと、車内で突然アコーディオンの演奏が始まる文化に驚きました。(演奏の後はチップを回収しに来ます。現地の人は見向きもしません。)
ツアー客の1人がスリに遭いかけましたが、現地の人たちが助けてくれました。


昼は念願の筒状のカルボナーラ。
ガイドブックに載っていた筒状のカルボナーラをどうしても食べてみたくて探していました。
フィレンツェでもカルボナーラを頼んだのですが、麺のパスタが出されてがっかりしていたので、今回はやっと食べれて感無量の気持ちでした。


ローマで自由行動の日がちょうど日曜日だったので、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂で行われるミサを見学することができました。
しかし日曜ということで公衆トイレも休業(笑)していて、苦労しました。
上の写真は休業していた公衆トイレです。


最後の夜はホテルのバーで、グラッパ(イタリア特産の蒸留酒)を飲んでカッコつけました。

日本に帰ってきて思ったこと
  • もうスリを警戒しなくていいんだ
  • コンビニはめっちゃ便利
  • 電車が綺麗
  • 便座が温かい
  • 日本のイタリアンの方が美味しい