『塩の街』(有川浩)

世界が終る瞬間まで
人々は恋をしていた

塩の街 (角川文庫)

社会を良くしたいとか
世界を守りたいとか

偽善に過ぎない

みんな
自分とその大切な人々のことで精一杯

社会と世界がどうなろうと構わない

でもそれでいい

それぞれの精一杯が
結果的に社会を良くし
結果的に世界を守る

『Here Comes the Sun!』(有川浩)

天才に巻き込まれる人の話

天才になれなかった人の話

ヒア・カムズ・ザ・サン

登場人物を同じくして
全く異なる二つの物語が載せられている

主人公が特殊能力を持つという設定に
「はぁ!?」
となったけど

その能力で悪魔を倒すとかではなく
その設定はただのスパイスにすぎない

描かれているのは
涙が出るほど
意地っ張りで面倒くさい
「男」

有川さん
あなた女でしょう?

何故こんな話が書けるのか

「人間」を造った神がいるとすれば
それはあなただと思う