渡辺泉翔さんの個人大賞

以前つくったWebサイト本の記憶での企画「個人大賞」に頂いた投稿を転載致します。

【個人大賞とは】あなたにとって「一番」の本は何ですか。皆がそれぞれ一番お気に入りの本を一冊ずつ持ち寄ったら、きっと素敵な場所ができあがるはずです。個人大賞はそんな「一番」の集う場所。実名制です。

『新しい量子化学―電子構造の理論入門』(Attila Szabo, Neil S. Ostlund)

新しい量子化学―電子構造の理論入門〈上〉

Hartree-Fock方程式の導出から、実際の系への応用に至るまで詳細に解説された名著です。
複雑な多電子問題を、「一電子」と「その他の電子がなす平均場」との相互作用として解釈する近似法はその後の電子状態計算理論に大きな影響を与えています。SCF計算の一回一回の細かな計算結果も記述されていて、実際の計算がどのように行われているのかも”体感”することができます。

(渡辺泉翔/20代/大学生)
2013年5月28日

木村歩さんの個人大賞

以前つくったWebサイト本の記憶での企画「個人大賞」に頂いた投稿を転載致します。

【個人大賞とは】あなたにとって「一番」の本は何ですか。皆がそれぞれ一番お気に入りの本を一冊ずつ持ち寄ったら、きっと素敵な場所ができあがるはずです。個人大賞はそんな「一番」の集う場所。実名制です。

『月の影 影の海』(小野不由美)

月の影 影の海〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

大人向けファンタジー。
十二国記シリーズの第一作であり、人間の極限における心理描写が秀逸な作品です。
物語の設定、展開は読者を裏切りつづけ、読者を壮大な世界に引込んでゆきます。
シリーズ全ての作品が優れた小説であり、現実から離れた世界を冒険したい大人にお勧めの小説です。

(木村歩/20代/大学生)
2013年5月26日