橋本嵩広さんの個人大賞

以前つくったWebサイト本の記憶での企画「個人大賞」に頂いた投稿を転載致します。

【個人大賞とは】あなたにとって「一番」の本は何ですか。皆がそれぞれ一番お気に入りの本を一冊ずつ持ち寄ったら、きっと素敵な場所ができあがるはずです。個人大賞はそんな「一番」の集う場所。実名制です。

『科学思想史』(坂本賢三)

科学思想史 (岩波全書セレクション)

古代オリエントに始まり20世紀後半に至るまでの、人類の自然観とその研究方法の変遷を辿る本です。
複雑な経過をたどって現代まで移ろってきた科学の思想を丁寧に追っているのが特長です。具体的な理論や実験についてはあまり語っていないので、科学を心得ていない人でも読めるでしょう。また、科学思想は世界の情勢と相互に作用しあって変化していったので、歴史一般に興味がある人も楽しめます。初版が84年と古いですが、その語り口は全く古びていないと思います。

(橋本嵩広/20代/大学生)
2013年5月29日

渡辺泉翔さんの個人大賞

以前つくったWebサイト本の記憶での企画「個人大賞」に頂いた投稿を転載致します。

【個人大賞とは】あなたにとって「一番」の本は何ですか。皆がそれぞれ一番お気に入りの本を一冊ずつ持ち寄ったら、きっと素敵な場所ができあがるはずです。個人大賞はそんな「一番」の集う場所。実名制です。

『新しい量子化学―電子構造の理論入門』(Attila Szabo, Neil S. Ostlund)

新しい量子化学―電子構造の理論入門〈上〉

Hartree-Fock方程式の導出から、実際の系への応用に至るまで詳細に解説された名著です。
複雑な多電子問題を、「一電子」と「その他の電子がなす平均場」との相互作用として解釈する近似法はその後の電子状態計算理論に大きな影響を与えています。SCF計算の一回一回の細かな計算結果も記述されていて、実際の計算がどのように行われているのかも”体感”することができます。

(渡辺泉翔/20代/大学生)
2013年5月28日