中原浩さんの個人大賞

以前つくったWebサイト本の記憶での企画「個人大賞」に頂いた投稿を転載致します。

【個人大賞とは】あなたにとって「一番」の本は何ですか。皆がそれぞれ一番お気に入りの本を一冊ずつ持ち寄ったら、きっと素敵な場所ができあがるはずです。個人大賞はそんな「一番」の集う場所。実名制です。

『医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法』(近藤誠)

医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法

あなたは、少し熱があるというときに医者に行きますか?
多くの人は医者に罹り、そこでもらった薬を何の疑いもなく飲んでいると思います。

本当にそれでいいのでしょうか?
もしかしたら、その病気は薬を飲まなくても簡単に治るかもしれません。
もしかしたら、医者は売り上げをあげるためにわざと薬を出してるだけかもしれません。
もしかしたら、医者は自分の研究のために薬を出し、私たちを実験台として扱っているかもしれません。

病気に罹ったときには、どのように治療していくかを「医者」にではなく「自分」で考えていくことがとても重要だと思います。
この本は、そういう考え方を教えてくれる本です。

(中原浩/20代/大学生)
2013年5月16日

福田暉さんの個人大賞

以前つくったWebサイト本の記憶での企画「個人大賞」に頂いた投稿を転載致します。

【個人大賞とは】あなたにとって「一番」の本は何ですか。皆がそれぞれ一番お気に入りの本を一冊ずつ持ち寄ったら、きっと素敵な場所ができあがるはずです。個人大賞はそんな「一番」の集う場所。実名制です。

『リプレイ』(ケン・グリムウッド)

リプレイ (新潮文庫)

物語は主人公Jeff Winstonが死ぬシーンから始まる。

ー 息ができない ー

そう思いながらも納得のいかない結婚、仕事への不満を募らせたつまらない一生を終えた・・・はずだった。

目が覚めると彼は18歳の大学生に戻っていた。

皆さんは今の記憶を引き継いだまま昔に戻れたらということを考えたことはないだろうか。
いわゆる強くてニューゲームというやつである。
様々なタイムトラベル小説が出版される中、この主人公は一味違う。
ただ単純に時間が戻るというわけではなく、
18歳から42歳の時間を永遠にループする宿命を背負った男の話である。

そう。どんなに新しい人生がうまくいっていても42歳で必ず死に、また18歳からリスタートを送らなければならない。
そして、どんなに人生を終えたいと思っても必ずその輪廻からは抜け出せないのである。

異なる仕事、異なる人間関係、異なる恋人、全く違う人生を歩む
この小説ではそんな主人公の9回の人生を描いている。

また、小説を通じて筆者KENGRIMWOODは「人生とは何か。」「幸福とは何か。」について言及している。

1988年度 世界幻想文学大賞 受賞作

あなたは人生をやり直したいと思いますか?

(福田暉/20代/大学生)
2013年5月16日