『Here Comes the Sun!』(有川浩) 天才に巻き込まれる人の話 天才になれなかった人の話 ヒア・カムズ・ザ・サン 登場人物を同じくして 全く異なる二つの物語が載せられている 主人公が特殊能力を持つという設定に 「はぁ!?」 となったけど その能力で悪魔を倒すとかではなく その設定はただのスパイスにすぎない 描かれているのは 涙が出るほど 意地っ張りで面倒くさい 「男」 有川さん あなた女でしょう? 何故こんな話が書けるのか 「人間」を造った神がいるとすれば それはあなただと思う
『阪急電車』(有川浩) 偶然居合わせた人々 彼らにも それぞれの人生がある 電車というのは 人生同士が 交わりそうで交わらない そんな場所 阪急電車 (幻冬舎文庫) 一本の電車が 線路を行って帰ってくる間に どれだけの物語が生まれているのだろうか